ホームページを運用していると、「訪問者の要求に応えてデータを自在に表示したい」「CMSをカスタマイズしたい」「ユーザーインターフェースや見せ方に工夫したい」など、様々な欲求が出てくると思います。必要と感じた時がプログラミングを始めるチャンスかもしれませんね。
プログラム言語を決めよう
サイト構築用に利用されているプログラム言語は、機能的に「バックエンドプログラム」と「フロントエンドプログラム」に分類できます。
バックエンドプログラムの特徴
バックエンドプログラムはサーバー上で実行されます。サーバー上に格納されたデータベースなどから、条件に合致したデータを抽出しホームページを生成するなど、訪問者のブラウザとサーバー上にあるデータを仲介する役割を担います。デザインとデータを分離することは、多くの利益をもたらしました。掲示板やブログ、ショッピングサイトなどは、バックエンドプログラムなしには成り立ちませんね。
主なバックエンドプログラム言語
フロントエンドプログラムの特徴
フロントエンドプログラムは、訪問者のクライアント端末(パソコン、スマートフォンなど)上で実行されます。コンテンツの表現力向上が主な役割で、「地図のスクロール機能」「写真のスライドショー」「ページレイアウトの可変」など、「へ~こんなことができるの!」と思わせる表現の多様化を実現しています。
ただし、ウィルス感染防止のため、プログラム実行を拒否するユーザーもいます。必ずしも意図した通りは動くものではありませんので、代替手段を考慮しなければなりません。
主なフロントエンドプログラム言語
- JavaScript
- ユーザーインターフェースの機能向上にはこれ。主流です!
- ActionScript
- Adobe Flash用のスクリプト言語で、動画を使ったインタラクティブサイト用
プログラミング環境を作る
実運用しているサーバー上でのプログラムテストは避け、テスト用のサーバーを準備しましょう。ウェブサーバー構築ソフト【XAMPP】を使えば自分のパソコン上にテスト環境が簡単に作れます。現在主流のPHP&MySQLでの開発には最適だと思います。
初心者のコピペは危険
サンプルコードがあると、ついついコピペ(コピー&ペースト)で終わらせてしまいたくなる気持ちはよく分かります。実際システム開発の現場では、作業効率を上げるためのコピペは誰もが行なう慣習です。しかし初心者がそれをやりだすと基礎を学び損ねる恐れもあります。プログラミングの基礎は指で覚えましょう。私は関連サイト【すかりん】の計画・運用を決めたときに初めてPHPを学びました。本屋で見つけた参考書を片手に、コツコツ作り上げた経験は今でも役立っています。